キッチン扉の交換-愛知県M様邸

投稿者: | 2014年4月11日
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キッチン扉の交換で愛知県M様邸へ行って来ました

まずは、施工後のお写真からどうぞ。
キッチン扉交換

見事かわいらしいカントリー調のキッチンになりました。

交換したキッチンの扉は、幅1050*高さ600の吊戸棚の開き扉が3枚と、幅1050+600のカウンター部分の観音扉が2ヶ所に引き出しの前板が3枚の合計10枚になります。
色はオスモからのチェリー色。取っ手はお客様が購入されたものを取り付けています。

今回のケースで、ご予算は、現場採寸・交換経費込みで、約¥130,000になります。

こちらが施工前のキッチンになります。
キッチン扉交換前

吊戸棚の扉交換前のお写真です。
扉交換前の吊戸棚

吊戸棚の扉交換後のお写真です。
扉交換後の吊戸棚

耐震金物などもそのまま付け替えをします。
移植した耐震金物

扉交換前のカウンターの様子です。
扉交換前のキッチン

カウンター部の扉交換後のお写真です。扉交換後のキッチン

包丁差しも移植します。
移設された包丁差し

引き出しもそのまま使用できます。
引き出しなどもそのまま移植します

 

キッチン扉交換について

「キッチンのイメージを理想のものに変えたい」「扉が傷んだ」そんな時は、キッチンの扉の交換がおすすめです。

設備が古くなったり使い辛いなどの理由でキッチンを入れ替える場合や、大掛かりなキッチンリフォームをする場合などは別ですが、ガスや水道工事の必要がない、キッチン扉の交換だけなら、作業日数も1日かからず、お手軽にご自分のイメージに合ったキッチンを手にすることができます。

お手軽と言っても、それは事前にしっかりとした準備を行うからであって、1mm単位でのシビアな採寸や豊富な知識・経験があるからこそできることです。

では、実際キッチンの扉交換をしようと思ったとき、どうしたらいいのか?

まずは、今ついているキッチンの扉が交換可能なものかどうか?ということから始まります。

ホーロー製(鉄)の扉や食洗機の前パネル、使用してある金具の種類や取り付け方法によっては、交換のできないのもや制作が困難なものがあるからです。

当工房では、お客様からお電話でお話を聞き、お写真をメールにて送っていただいて、交換できるものかどうかを判断しています。

次に概算のお見積もりをします。

お見積もりのための各種扉のサイズをお客様に測っていただいて、仕上げ、デザインを決定し、お見積もりをします。
壊れている金物やガタのきている金物の交換も必要か、現場採寸取り付けを当工房で行うか、お客様の方で手配するかなどの内容もお見積もりに係わりますので、ここである程度お話を聞いて決めておきます。

お見積もりは無料なのですが、現場まで採寸・下見に伺いますと、施工の有無に関わらず出張費だけはお客様にご請求しなければなりません。
そのため当工房では、お見積もりの段階ではお客様に寸法を測っていただくわけです。

採寸・取り付けについては、原則当工房で行いますが、開き扉のみの交換などの簡単にできるものなどは、お客様がご自身で行ってもいいですし、お近くの業者さんに依頼されてもいいと思います。
この場合は、既存の扉寸法に合わせた新しい扉を制作し、それに金物の取り付け用の穴加工まで済ませて、配送いたします。
ただ、金物の堀込穴加工や付け替は、一部現場合わせで施工しなければいけない箇所がある場合もでてきてしまいますので、お客様にご説明しながら決めていきます。

お見積もり予算が確保できましたら、制作ということになるのですが、実はここまでがとても大変な作業で、お客様とお電話やメールのやり取りのみで、扉や引き出しがどのような金物でどのように取付いているかを把握し、実際の施工(既存金物の脱着、調整方法など)のことまで想定しなければ、正確なお見積もりも、責任を持った仕事もできないからです。
キッチンの扉の制作だけでしたら、どこの工房でも簡単にできるのです。

採寸計測と制作

お見積もりが確定して執行となった場合、制作に際して必要になるのは、各扉の寸法、金物の取り付け位置とその加工形状が必要になります。

採寸方法は、先にお見積もりの段階で決めておきますが、当工房が行う場合、お客様がご自身で行う場合、お客様が施工業者に依頼して行う場合の、いづれかの方法で行います。

たいていの金物には微調整できるような機能が付いていますが、扉の外寸法、取り付け金物の位置・加工形状の計測がいい加減だと、交換した時に、扉が干渉したり、すきまが大きくなりすぎたりしてしまいますので注意が必要です。
例えば2枚観音扉の間のすきまが2mm開いていて、1枚の扉が1mmずつ大きくなってしまったら、すきまは0mmになって擦ってしまいます。

お客様が採寸される場合は、当工房では、お電話で状況を聞き取りしながら、状況に応じて扉や金物などを送ってもらい、計測・加工する方法をとっています。

その後、計測された寸法に基づき、キッチンの扉を制作していきます。
この時に一緒に各種取り付け金物の堀込の加工を済ませておき、交換時の現場での加工を極力少なくなるようにしておきます。

このようにして完成した新しいキッチンの扉は、工房で加工できる部分は全て加工を済ませ、現場合わせで加工しなければいけない部分のみを残した状態になっています。

キッチン扉の交換

キッチンの扉交換の工事は、基本的には、今ついている金物はそのまま使用して、扉(面材)部分のみを付け替える形になります。

耐震金物や調味料入れ、包丁差しなどの金物も付け替えできるものはそのまま移植ます。

現場合わせの加工がある場合がありますと何度かでてきますが、開き扉などは現場での加工は無い状態にまでなっていますので、お客様自身で交換されたとしてもアッというまに終わってしまうほど簡単です。

現場での作業としましては、既存扉の取り付け金物の取り外し、それを新しい扉へ取り付けるといった作業が中心になります。

仕上げに、扉の傾きや引き出しのすきまを調整して完了となります。

終わりに

ご予算については、人それぞれ価値観が違いますので、高いと感じるか安いと感じるかはお客様次第ですが、プロがその仕事ぶりを見た時に「なんじゃこりゃ!?」と言われるようなところに当たるのだけは避けたいものですね。

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