既設枠合わせの室内窓-引き違い・上開き、計3カ所(東京都A様邸)

投稿者: | 2017年7月7日
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東京都A様邸からオーダーいただきました、既設枠合わせの引き違いの室内窓1点と上開き用の窓2点の合計3カ所分です。枠は現地の工務店さんが手配して取り付けたもので、その枠の内寸に合わせての内部の室内窓の部分を製作しています。

引き違いの室内窓。
室内窓・引き戸(パッチワークガラス・変形格子)

特徴的な格子のデザインと6種類のガラスを使用したパッチワークガラスが存在感を強くアピールしていますね。
室内窓・引き戸

ガラスの種類と配置もお客様からの指定です。
室内窓(パッチワークガラス)

上開き用の室内窓(小)。
室内窓(上開き用)

上開きの窓は2か所あり、こちらは小さい方で、ガラスは、表面に水の流れのようなテクスチャーと内部に泡入りが入った「泡入りガラス」を使用しています。
泡入りガラス

上開き用の室内窓(大)。
室内窓(上開き用)

こちらが大きい方の上開き用の室内窓で、ガラスは、氷を細かく砕いて敷き詰めたような、コツコツした表面のテクスチャーの「ウォータードロップ」を使用しています。
室内窓(上開き用)

今回は枠と窓のセットではなかったため、打ち合わせがいつもよりも大変でした。(いつも打合せは大変なんですけど)

現地には工務店さんが手配した枠がすでについていて、その中に室内窓が綺麗に納まるように製作しなければいけません。

採寸は現地採寸が行えれば間違いないのですが、遠方のお客様の場合、愛知県から出張すると、室内窓の金額よりも出張経費の方が高くなってしまいます。
経費が出れば現地まで行きますが、今回もいつもの如く、メールとお写真とお電話を駆使しながら、遠隔で採寸・打ち合わせを行いました。

お客さにも一緒に手伝ってもらって採寸をしてもらうのですが、現場の状況を電話と送っていただくお写真で把握して、それを基にスケッチを描いて、取り込み、メールに添付、お客様に採寸の仕方や注意点などをレクチャーしながら寸法を送り返してもらう。そのデータを基にクリアランスを見込み図面を描く。採寸時の誤差なども考慮しながら室内窓を製作する。この『遠隔の打ち合わせ』、これが本当に大変なんです(涙)。

メールのやり取りは、最新のメールを見れば過去の履歴が全て参照できるように本文付きのままリターンでやり取りします。
今回は3カ所分の打ち合わせに加えて、ちょっと特殊なステーを付けることになったので、その打合せも重なり、後でReの印を数えてみたら20回以上も往復していました。知識のないお客様が不安にならないように、丁寧に説明し打ち合わせを重ねてきた結果の現れだと受け止めています。

お届けした室内窓はお客様がオスモカラーで塗装をしてからDIYで取り付けを行います。

経験のないお客様が少しでも取り付けしやすいように、一度工場で仮付けをし、それを写真で撮り、取り付け方の説明書を製作、金物の取り付けがしやすいように型紙(型板)を作ったりと、そういった最後までちゃんと取り付けまで終われるようにしっかりとサポートまでして、今回のお仕事は完了です。

 

室内窓をお届けしたすぐに、お客様が仮置きをして引き戸のお写真を送ってくれました。
インスタグラムで紹介していますので、ぜひ見てください。ステキなお写真です。

引き戸の方の詳細なデータは、室内窓のHP、既設枠合わせの引き違い室内窓(変形格子・パッチワークガラス・無塗装)-1004でご紹介中です。

上開きの室内窓の方は、今回ちょっと変わった金物を使用しましたので、そのレポートも兼ねて機会のある時に記事を書きたいと思います。

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