既設アーチ型開口枠に合わせてアーチドアを制作し、取り付けに行ってきました。
オーダーいただいたのは埼玉県のY様邸、部屋と部屋を仕切る壁にアーチ型の開口枠があり、このアーチ状の開口枠の内部に合わせてアーチドアを制作して取り付けを行いました。
制作したサイズは、おおよそで、高さ1800*幅820(mm)、ぽってりとした縦横比のドアに大きめのアンティークステンドグラスがついていて、まるで西洋の童話に出てきそうな、そんなかわいらしいイメージのアーチドアに仕上がりました。
新築や壁をさわるリフォームでは、アーチドアと枠をセットで制作し、現場へ直送、現地工務店さんにて取り付けます。
既存アーチ開口にドアを取り付ける場合、枠がなければ枠とアーチドアを製作して取り付け、既存枠がある場合は、内部のアーチドアを制作して取り付けとなります。
以前にご紹介した「アーチ型の開口にドアの取り付けを (静岡県H邸)」では、枠なしの開口に、アーチ枠とアーチドアをセットで取り付けを行っていますが、今回は枠がすでに付いていて、アーチドアだけを制作して取り付けを行っています。
既存アーチ枠にアーチドアを取り付ける場合の大まかな流れを説明しますと、以下のようになります。
- お問い合わせ、お見積り依頼
- 経費と仕様に合わせたお見積りの提出
- ご入金(全額または半金)
- 採寸、型取り
- 制作
- 取り付け
アーチドアの制作には必ず型取りと採寸を行います。それはなぜかと言いますとアーチの部分が歪んでいたり、ピッタリ半丸でなかったりする場合があるからです。
塗装が仕上がったドアを切ったり削ったりは基本的にはしませんので、もし枠が歪んでいたらドアもそれに馴染むように制作をしていきます。ですから型取り・採寸はとても重要な作業になるのです。
予算のお話をしますと、アーチドアと採寸経費と取り付け経費を合わせた合計で、約¥300,000(消費税、ステンドグラスは専門ショップさんをご紹介してお好きなものを支給してもらうので別途)、採寸と取り付けの合計2回現場へ出向く必要がありますので、愛知県から埼玉県までの経費だけでも相当にかかります。今回のケースの場合、ドアの価格と経費がほぼ同額となりました。
この『ドアと経費を合わせた合計の金額』が、『ドアの必要性とドア自体の価値に見合うか』、そこが施工を行うかの判断の基準になってくるのかなと思います。
帰り際にお客様からお土産をいただきました。
お客様の感謝のお気持ちに、とても心が温かくなりました。ありがとうございます。
後日お客様からのメールでお手紙が届きましたので、合わせてご覧ください。
【室内ドア工房okamokuホームページのご案内】
こちらの商品は、お客様のご希望の寸法と仕様に合わせて、オーダーメイドで制作しています。お問い合わせ・ご質問は「室内ドア工房」HPよりお問い合わせください。